快適な空間を作るために重要なエアコンですが、業務用のものと家庭用のものの2種類があります。どのような違いがあるのかを知っておくことで、購入を検討するときに役立ちます。業務用と家庭用の違いはたくさんありますが、特に大きいのがエアコンの冷暖房性能です。業務用のものは広い場所や人の出入りが激しい場所で使用されることが多いため冷暖房機能が強くしっかりしています。
広い空間でも冷暖房が効く仕組みになっている上、熱が出るOA機器があっても高い能力を示します。対して家庭用のものは能力が小さく、住宅の個々の部屋を効率的に冷やしたり温めたりできます。畳数に合わせたパワーのものを選ぶことができ、それによって電気代などが変わります。電源も大きく異なってきます。
家庭用のものは単相という種類の電源を使っていて、比較的少ない電力で使用できる仕組みです。大きな電力が必要なものがありますが、基本的には小さいです。対して業務で使うエアコンは、大きな電力が必要となってきます。三相という仕組みが用いられていて、大きな電力でも対応できる電源が使われます。
工事のやり方も異なります。家庭用の場合は電気量販店や購入した店で工事を手配することができます。業務用の場合は専門業者に依頼します。室外機の取り付けや天井に埋め込むタイプなら天井も工事する必要などが出てくるため、工事費用も高くなりがちですので、工事前には見積もりなどを取ることが求められます。